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Sunday, January 09, 2005

人形の王国カデンツァ 忍者と殺し屋篇(1)


***(忍者と殺し屋篇2)へ***

ピーチクパーチク。 
小鳥たちが嬉そうに朝の訪れを告げて、遠くの山から顔を出したお日様を称えています。 
王も気分良く目を覚まして、朝食の後、さっそく仕事にかかります。こんな小さな王国でも、王様の仕事は皆を幸せにすることなので、山ほど仕事があるのです。 
まず、必要な書類に目を通して、王様印のハンコをポコンポコンと押していると、中に一通の手紙がまぎれているのに気づきました。 
 
「こ、この手紙はもしや!?」 
 
王様はハッとしました。 
淡いパープルの封筒の封をペーパーナイフを使って開けた王様は「う~ん」と唸ったきり、頭をかかえてしまいました。 
 
「困ったのう~ああ、困ったのう~」 
王様は熊のように部屋の中をうろうろ回っています。 
「どうしたの、王様?」 
誰もいない筈の空間が揺らいで、アヒルの坊やが現れました。王様のお仕事机の上に青いスモッグを着た少年が、夕日のように真っ赤な靴をぶらぶらさせながら、ちょこんと腰掛けているのでした。 
「おお~いい所に来てくれた、ガァ坊!」 
 
「実はのう~」 
王様のお話はとても長いので、簡単に説明すると、野を越え、山を越え、川を越え、ずっとずっと行った森の中に、忍者の隠れ里があるのです。彼らは王国の裏の仕事、つまり、他国への間諜を引き受けてくれています。これも平和を維持するための大切なお仕事です。 
 
「これが頭領の石川五右衛門の娘の紫ちゃんからの手紙じゃ」 
「紫ちゃんのパパが命を狙われているって書いてあるね」 
「うむ、しかも、問題なのは、命を狙っている相手ではなく、請け負った殺し屋の方なんじゃ」 
「殺し屋って? あっ、まさか!?」 
ガァ坊もやっと事件の全貌が見えたようで、青くなりました。 
 
ああ、再び王国を揺るがす事件の幕開けです。 
いきなり忍者の頭領を狙う殺し屋の出現!! 
それにしても、紫ちゃんなる女の子が気になります。果たして美少女でしょうか?(そこかい)
いったん、休憩して、待て、次号!!

***(7)へ***

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